食育の取り組み
地域の伝統野菜〜潮江菜〜
本校の5年生は総合的な学習の時間に、奇跡の復活を遂げた地域の伝統野菜である「潮江菜」の学習をしています。
潮江菜は、高知市では江戸時代ごろから食べられており、土佐のお雑煮に使われていたという記録が残っています。しかし、昭和南海地震(1947年)の津波により一度絶滅しました。
その後、牧野富太郎博士の指示で保管されていた貴重な種を、68年の時を経て潮江地区の農家・熊澤秀治さんが復活させた「奇跡の野菜」なのです。
潮江菜の学習を通して、伝統野菜、郷土料理、地域の歴史に関心をもち、自分の考えを持って魅力を発信することで、地域への愛着を深めることを目的として取り組んでいます。
講師から学ぶ
潮江菜の生産者 熊澤秀治さん
チームマキノ 押岡洋子さん
土佐伝統食研究会代表 松﨑淳子さん
熊本大学教授 渡邊高志さん
様々な方から潮江菜について教えて頂きました。
山内家伝来大根の栽培体験
潮江菜以外の伝統野菜についても勉強しよう!と意気込み、ビニールハウスをお借りして山内家伝来大根の栽培に挑戦しました。
県民体育館で伝統野菜について発表
県民体育館開館50周年記念イベントにて、牧野野菜「潮江菜と山内家伝来大根」の学習発表を行いました。潮江菜の歴史や調理方法についてや山内家伝来大根の栽培活動を通して学んできたことを発表しました。
伝統野菜を使った調理実習
松﨑先生、彼末先生より潮江菜が食べられていた頃のお話を聞き、実際にお雑煮の調理実習を行いました。